Casa Fiore

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三人三様

アタシ、国語の授業がキライだった。
どういう答えを教師が望んでいるかは明確だったからツボを外す事は無かったけど
(大抵は一番無難な、つまらない解釈が正答だ・笑)
同じ文章を読んだって、解釈の仕方は個々人によって違うのが当然だし
どれが正解、ってのは無いと思っていたからだ。
話はちょっと飛ぶが。

「天才 柳沢教授の生活」ってマンガがある。
週間モーニングに不定期で掲載されているが、これがなかなか哲学的で面白い。
それ以上に主人公の柳沢教授のキャラがあり得ないほど可笑しいんだけどね。
今週のモーニングにそのマンガが載ってて。
柳沢教授の兄弟3人が揃って実家に集まり、お月見をするんだけど。
幼少期の思い出に浸る末弟の回想を中心に話が進んでいく。

ある日のこと。

長子である教授が、廊下に読み終えた本を積み上げてあった。
その一番上にあったのが有名な童話「幸福の王子」
目や体に宝石をちりばめられ、金箔を全身に貼られた立派な王子の像。
そこに南に渡り損ねたツバメがやって来る。
王子は貧しい人たちに自分の体の宝石や金箔を届けて欲しいと、そのツバメに頼む。
ツバメは王子の頼みを聞き入れ、せっせと宝石や金箔を運ぶ。

そして、冬。

宝石は失せ、金箔も剥がれた王子の像は皆から「みすぼらしい」と言われ
寒さに耐えきれなくなったツバメは王子の足下で息絶える。

…ってな話。
さて、この童話をいかにして解釈するか?
幼い教授は読み終えた本の最後のページに

「ツバメや銅像がしゃべるのは非現実的。
 ものを与えれば人は幸せになれるのだろうか?」


とメモしてあった。その本を廊下で読んで

「王子もツバメも…かわいそうだ…」

と至って子供らしい解釈をした末弟は一気に現実に引き戻される。
その本を既に読み終えていた真ん中の長女は

「宝石の瞳の王子なんてロマンティックだわ」

と夢に浸っていた…んだが。それから数十年経った現在では

「あぁ、あの偽善的な話ね。
なんで他人のためにあそこまでしなきゃいけないの?」


と極めてクールな解釈に変化している。

さてさて。

誰の解釈が正しいかなんて愚問。どれもみな、正解。
ただ、アタシは現在の長女の感想に近いような…冷たいねぇ(苦笑)
author : ボケ茄子@管理人 | comments (4) | -

Comment

はろ | 2008/09/25 06:17 PM
そうだよ。
自分の人生なんだから、自分で努力すればいいんだよ。

誰かにどうにかしてもらおうと思ってるのが・・・今の日本人集団。
あんな2世3世に自分の人生あずけてどうにかなると思ってるんだとしたら、終わってるよね。
あいつらは、持ってても人にやらないような奴らばっかりだし。

そうそう、モノがあるから幸せじゃないよね。
ボケ茄子@管理人 | 2008/09/25 10:31 PM
自分の人生も決められない、選べない、他人任せだから
こんな日本になっちゃったんだろうか?
庶民感覚の対極にいるような二世三世議員連中に
舵取りを任せなきゃならない国ってどんなん?

余談だけど、アタシ、麻生ってキライなんだ。あの片口で笑う顔が。
でも心底嬉しいときはちゃんと両方の口角上げて笑うんだよね。
滅多にないけど。つまり、普段は作り笑顔ってこった。
腹黒そうでどうしても好きになれない。

金で買える程度の幸せなんかたかが知れてるよね。
簡単に手に入る分、失うのもあっという間。
金で買えない宝物は、そうそう失ったりしないよ。大事にすればね。
ちぢみ | 2008/09/25 10:35 PM
アタシも現在の長女の意見に同じ。
ボランティアって、与えるだけじゃダメだと思うの。
何もせず物を与えられ続けると、人はそれに慣れちゃって、自分の体を動かすことを忘れちゃうんだ。
そして常に状況の輪の外で「誰か何とかしてよ、しなさいよ」って言うんだ。
ボケ茄子@管理人 | 2008/10/01 03:51 PM
>ちぢみ
超遅レスでゴメンね。

>ボランティアって、与えるだけじゃダメだと思うの

↑あぁ、それって一理あると思う。与えられるのが当たり前になっちゃダメよね。
子供も同じだゎ。
何もしないでただ口を開けて待ってれば何でもあたると思いこむと、ろくな大人にならない。

荒野や草っぱらをワシワシ自力で歩いて行けなきゃね。
男の子なら特に。

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